デーティング・バイオレンスの被害者の中には、「恋人が暴力をふるうのは私のせいかもしれない」と思っている人が多いものです。しかし、たとえどのような理由であれ、暴力の責任は、暴力をふるう本人にあります。加害者が自ら反省してやめない限り、暴力は止まりません。暴力かどうかを判断するのは、暴力の程度や負傷の度合いではなく、被害者が「嫌だ」と感じたかどうかによるのです。
子どもが、恋人から暴力をふるわれていることに気づいたら…
子どもが恋人に対して暴力的であることに気づいたら…
まず、関係機関に相談してください。
大人は、子どもたちを加害者にも被害者にもさせない責任があります。
DVの防止と被害者の保護を図るため、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(通称:DV防止法)が2001(平成13)年10月に施行されました。(2007(平成19)年改正)しかし、DV防止法は、結婚していない恋人や親戚、親子、姉弟、兄妹などを対象としていないため、交際相手からの暴力は該当しません。
交際相手からの暴力には、ストーカー行為等の規制等に関する法律(通称:ストーカー規制法)等などで対処する場合もあります。